2008年08月30日

CiQUE@阿佐ヶ谷 (少し前の話)

御所様やFILEさんを初めとする、金メジのメンバーの強い推挙が有り、ユウタや凪の西尾さんのブログでも絶賛されて居る新興店。 其れが阿佐ヶ谷の「CiQUE」。 らーナビ等の書込やネットの評判も頗る良くて、直ぐに行列店に為るだろうとの見解ばかりだ。
翌日に御所様と御目に掛かる予定が有ったので、宿題をギリギリに熟しに遣って来た。 阿佐ヶ谷駅からは700mの距離で、ルートがやや判り難いと聞いて居たので、携帯の道案内を慎重にトレースして歩く。 便利な世の中に為ったもので、最短距離で容易に洒落た外観の店の前に立つ。 ドアの近くに塩と醤油ラーメンの写真入りのメニューが掲げて有り、多少の解説が添えられて居る。 中に入ると御洒落で清潔な室内(店内と云うよりは)に驚かされる。 スポットライトを多く配って、プチホテルのロビーのような佇まいで有る。 壁には24型かな、BRAVIA が掛かり、ディズニーのアニメ「バンビ」が映って居る。 音声は消して有り、代わりにステレオのスピーカーから軽い音楽が流れて来る。 奥に高級カラオケルームのような個室が有るが、見えるのはカウンター席だけだ。 だが、贅沢にスペースを使って居り、其処に置かれたウェイティングチェアはソファ仕様。 コート掛けには木製のハンガーが用意されて居る。 暑い中を歩いて来たので、早速にジャケットを其処に預ける。 と、店内がとても涼しい事に気が付く。 天井のエアコンの噴出口は大きいタイプが二つ用意されて居り、厨房との然り気無い仕切りも思った以上に効果的なようで、快適だ。 この季節にラーメンを喰べようと遣って来た時にこの清涼さは何よりだ。 此れだけ洒落たインテリアのラーメン屋さんは、流石に他に知らない。 入口の処に置かれた券売機の横には、両替機も設置されて居り、店主御一人のオペレーションでも無理が無いように工夫されて居る。
其の券売機で選んだのは、塩ラーメン。 皆さんのアドバイスと評判に従った。 そして、トッピングは「焼きトマト」。 此れも然りだ。 若くて爽明な印象の店主殿が「大盛に出来ますが?」と訊いて呉れる。 210gと仰るので、折角なのでそうして頂いた。 先ず、蓮華でスープを掬うとこの店の印象、御店主のイメージに良くそぐう、クリーンで清冽なテイストで、とても美味い。 成程、評判に違わぬ巧さだ。 鶏ガラを主体にして居るのだが、不断に野菜を使うので、鶏の気に為る部分が全く表に出て来ない。 何の野菜迄かは小生に判る筈も無いが、香りの高いタイプを選んで居るのかな。 魚介は寧ろ控え目では有るが、キチンと弁えた存在感が残る。 そして、本命の塩自身が円やかなのが、特徴。 解説に依れば、モンゴルの湖塩だそうだが、矢張、良い塩は良いと云う事だろうか。 何かが突出するのでは無く、この絶塩をコアにバランス良く旨みを纏めたスープは、この歳の方が拵えた物とは思えない。 もうひとつ、そう感じた物が有る。 其れはチャーシュウ。 塩ラーメンには、大き目の肩ロースのチャーシュウが乗って居る(醤油は巻バラ肉)が、この柔らかく解れ易いチャーシュウは喰感も勿論、味わいが麗しい。 肉の旨みを主体にスープに見事に調和させた。
麺は三河製麺の縮麺で太さは普通。 加水率は高目との事だが、余りそんな印象は無かった。 スープの美味さを邪魔しないが、専らスープの引立役。 だが、其れで良いのかもしれない。 このスープに見合った麺が出来た時には、渦の黄金の塩ラーメンに比肩する作品に為るに違いない。 御店主も、「未だ満足して居ない」と仰るので、先が非常に楽しみだ。 トッピングに御願いした焼きトマトは、充分に美味しいが、此れが無くては…、と云うレベルには至って居ない。 有れば嬉しいと云う程度だ。 特筆したいのは、菠薐草。 此程、上質の菠薐草は、滅多にラーメンの上には乗って来ない。 手を抜いて居ないと云うスタンスが伝わって来る。 この細身で短いメンマは小生の好みでは無いのだが、手抜品と云う訳では無く、単に好みの問題。 嬉しいのは、ふと乗せられて居る「麩」。 このスープを充分に吸った処で頂くと最高。
いや、素晴らしい一杯を頂いた。 徒歩で来るには良いとは云えないロケーションだが、小生も断じたい。 周りにラーメン屋さんが少なく無い街道沿いだが、何れトップの行列店に為る、と。
Baku


posted by claris1 at 10:01| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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