2009年02月16日

今日のワイン 其の265

モエ・エ・シャンドン グラン・ヴィンテージ
Moet & Chandon Grand Vintage 2000 AOC Vintage Champagne
素敵なシャンパン。 84歳を迎えた父のバースデイ、孫娘が選んで息子がシャンパンをプレゼント。 尤も孫と息子が殆ど飲んだ。 父は下戸なので有る。 ま、宴には孫からのチョコレートとブーケが有れば、其れで好し。
東京駅に隣接したデパートのワインショップ。 「最上段はダメ」と云う条件で選択権を娘にデリゲートした処、此れをピックアップ。 小生と違って、娘はシャンパンを良く承知して居るらしい。 モエ・エ・シャンドンがヴィンテージシャンパンを作り始めたのは、1842年。 立派な箱の裏にはヴィンテージ・シャンパンを造った「グラン・ヴィンテージ」の年が全て記されて居る。 2000年の次は2003年だが、箱の内側の刻印は当然、2000年で終わって居る。 だが、1999年迄は「ヴィンテージ」とだけ呼称され、「グラン」を冠して居なかった。 更に2000年はシャルドネに取って、幸せな年では無かった筈…と調べて見る事にした。 仏語のホームページに興味深い内容が書かれて居る様なのだが、残念乍、1%も理解出来ない。 英語と日本語を頼りに探って行くと、モエ・エ・シャンドン社の政策変更に辿り着いた。 先ず、より高級感を増して顧客ニーズを捉えようとしたのだが、小生は此れにまんまと嵌った。 そして、其れをバックアップすべくアッサンブラージュをアジャストして居る。 シャルドネ50%、ピノ・ノワール34%、ピノ・ムニエ16%。 以前よりも、シャルドネの比率が10%程高められた。 前述した様にこの年はシャルドネに厳しい年で、モエ・エ・シャンドンでは、例年なら最初に収穫するシャルドネが最後に為った。 だが、結果としての生育状況は悪く無かった様で、完熟度が高いシャルドネに為ったと云う。 「其のシャルドネ比率を高め、瓶内熟成期間も1年延ばして6年とした」と、記載が有る。
対外的なコメントを何処迄真に受けるか、では有るが、大層美味いシャンパンだった。 丁度、このボトルを題材にして、シャンパンの開栓講座を遣って居る動画を見付けたが、講師の芸術的な手腕の足許にも及ば無い乍も、一生懸命にコルクを親指で押さえて、ボトルを身体側に引く様に開けて見たが、「ポシュ」と音がして仕舞った。 色が美しいのは、シャンパンの必須要素だが、「ブリュット・アンペリアル」と比べれば、深みの有る色合いは明らかだ。 注いだ直後の泡の大きさが見る見る細かく為って行く様は見て居て嬉しい瞬間だが、其れは一方で、フルートグラスの温度管理と注ぎ方に問題が有る証でも有る。 其れにしても、こんなに香るのかと云う程のブーケだ。 そして、何と云うか香ばしさを其処に感じる。 口に含めば、ドラマの田辺誠一さん宜しく感嘆の声を上げたく為る。 此れ、美味いっす! NVの「ブリュット・アンペリアル」とは比べ物に為らないねぇ。 娘が宣うには、「ドライを売りにするシャンパンとは違う」。 成程、エチケットの「BRUT」の文字は小さい。 更に調べて見るとドサージュは9gで、確かに少ないにも拘わらず、ドライと云う印象が前面には出て来ない。(20世紀半ばのヴィンテージ物は、ゼロドサージュだった) シャンパン好きの娘は、結構鋭い。
このボトルは驚くようなプライスでは無い。 確かにコストパフォーマンスは良いのだろうが、もっと美味いシャンパンって、ゾロゾロ有るんだろうなぁ… ドンペリとかね。 其れにしてもデパートでワインを衝動買いする愚挙は、好い加減にしなくっちゃ(汗)。
Baku


posted by claris1 at 00:10| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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