2009年02月20日

今日のワイン 其の267

カミュ・ペール・エ・フィス/マゾワイエール・シャンベルタン
Camus Pere & Fils/Mazoyeres-Chambertin 1988
御互いの都合が中々合わず不義理をして居たワイン友が、スケジュールを調整して呉れたので逢瀬?に漕ぎ着けたと云うのに、この夜は特に花粉症が酷い。 其れを伝えると氏は舌触りでも楽しめる様な、そんなセレクションをして待って居て呉れた。 達人で有ると同時に気配りの御仁なのだ。 亦、そんな「幅」の有るセレクションを御持ちなのが羨ましくも有る。
そんな1本目は、カミュのグラン・クリュ、マゾワイエール。 88年の「枯具合」に期待と一抹の不安… そっとグラスに落とすと、見事な枯色を呈して居る。 良く「紅茶色に…」と表現されるが、寧ろピンク色に見える様だ。 ブーケは強く無いのかも知れないが、如何せん、この夜の小生の顔には鼻が付いて居ない… 僅かに遠く薔薇園を望むのか。 口に含むと、なぁんて柔らかいのだろう。 ソフトと云うのとはイメージが違う。 優しく、優しく押し返して来る様に「柔らかい」のだ。 こんな感触の液体は初めてだ。 味わいは仄かにだが、確り甘いと云う表現に為ろうか。 数分で判り易い変転をするのだが、この基本の柔らかくて優しい甘さは不変で、少し儚いタンニンが甘さに寄り添って居るのが判る。 ボリューム感は少し失い始めて居るのかも知れないが、素質充分だったので、今でも片鱗以上に豊満さを残して居る。
巷のカミュの評価は区々だ。 随分と悪し様に書いた記事も見付けた。 だが、この如何にもクラシカルな伝統を守って…と云うよりも、恐らくは「新しい遣り方に関心が薄い」のだ。 だから、批判もされるのかもしれないが、小生は評価云々よりも、好きなボトルだ。
尚、名称の「マゾワイエール・シャンベルタン」に関してだが、マゾワイエールの畑でも「シャルム・シャンベルタン」と称する事が法律的には許されて居る。 有名な地名を名乗りたいのは当然なのだが、カミュだけはマゾワイエールとして居る。 そうで無くても、実力程に評価されて居ない事も少なく無いのに、で有る。 屹度、そんな事はどうでも良いんだろうなぁ。 マゾワイエールで採れたんだから…と云う返答が容易に想像出来る。
困ったのはエチケットのカラーで、氏と共にデジカメ泣かせだねぇ…と笑う。 氏から頂いたエチケットのカラーも金色が寧ろ銀色に見える。 枯れた印象からすれば、シルバーで良いのかも。
Baku


posted by claris1 at 23:40| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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