2009年05月27日

今日の渦 其の220

小田原駅へは「こだま」で行って見た。 半年に一度位は、用も無いのに東京駅から小田原迄新幹線で行く事が有る。 其処から東海道線で上って帰るのだが、新幹線に乗りたいと云う単純な話だ。 実に、御子ちゃまなのである。 況してやこの日は小田原駅に用事が有った。 前の日曜日、凪からの帰りに湘南新宿ラインに忘れた傘をピックアップすると云う大事な用事だ。 なんて事の無い1500円の傘に、5000円近くの交通費が掛ったと云う馬鹿らしさだが、この傘、何度も忘れては戻って来たので、愛着が少し有る。 駅事務所のカウンターに出て来た茶色の傘は、とても嬉しそうに見える。 18時発の快速電車に乗れば、何時もの小田急線で渦に到着出来る。 其れを見越しての、こだま673号だったのだ。
開店早々に常連のTさんが来られたので其方のカウンターに移り、Aちゃんが顔を見せると、性懲りもなくTさんとテーブル席に移る。 Aちゃんとは前週の火曜日にも御会いしたばかりなのだが、この夜は御友達のKちゃんも御一緒で華やぎも2倍。 翌年、二十歳に為ったら乾杯しようねと、この日はおじさんが独りでワインボトルを抱え込む。 この夜はハーブローストポークが品切れで、3種盛は出来ず、鵠沼味噌ポークを御願いする。 味噌風味が強いと赤ワインでも難しく為るのだが、仄かに、だが、適切に味噌が香るこのチャーシュウなら、コート・デュ・ローヌでも、何とか良い関係が結べる。 更にフルボディなタイプなら、ベターだろう。 Tさんや若い御嬢さん二人と過ごす時間は楽しいものだ。 まぁ、Tさんは兎も角、二人のレディはどう思われたかは知らねども… 次に御願いしたのは鶏唐、Tさんは小生の好みを良くご存知です。 一寸、久し振りかな? 一週間に一度の訪問では、4回もオーダーしなければ、ひと月なんて直ぐだ。 でも、大根卸を絡めて頂くお母さんの唐揚は良いですねぇ。 でも、最近、少し揚物を摂り過ぎかも… 人間ドック迄1ヶ月半だが。
扨、この夜の主麺は冷やしラーメン。 張紙に依れば、塩と醤油のふたつが有る様だが、醤油を御願いした。 渦の冷やしラーメンは、初めてかなぁ? 先ず美味いのが、鶏チャーシュウ。 見掛けも涼やかだが、冷たいスープに浮かばせると清涼感が際立つ。 実は主麺を頂く前にこの鶏チャーシュウを当てで頂いて居るのだが、芳実オーナーの差し入れだったか、Tさんにゴチに為ったのだかを記憶して居ない。 本当にゴメンナサイ。 記憶して居るのは其の旨さだ。 元々、鶏好きなのは云う迄も無いが、芳実オーナーは鶏上手で有る。 其の鶏名人が、折角テーブル席迄足を運んで呉れたと云うのに、酔っ払いが失礼な事を申し上げた様で、もう一度、ゴメンナサイ。 嫌われる酒呑みに為らない様に心掛けて居るのに、この様(ざま)で有る。
で、其のスープだが、巧みな料理人は何を造っても上手だ。 冷たい温度なら、醤油の濃度はこう、煮干風味はこう、とピッタリ決まって居る。 当たり前だが、温かいスープと同じ味では美味くは為らない。 油の溶け具合とか、具に染み込むスープの量とか、何も彼もが違う筈なのに、旨さは違わない。 将に渦の冷やしラーメンなのだ。 常設メニューにするのは難しいのかも知れないが、此からは毎回頂きたい清しい逸品だ。
傘を忘れずに帰った事だけが誉められる、この夜の小生で有る。
Baku


posted by claris1 at 00:08| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。