2009年07月07日

あら田@有楽町

この晴間が夜迄保ちます様にと、子供達が願う七夕の昼休みに有楽町迄足を延ばした。 「あら田・一茎草」。 「あの」田中玄さんが絡む一茎草が三ノ輪の店から手を引いて、この名称で日比谷は帝国ホテルの前に遣って来た。 荒木さんと田中さんがタイアップして、「あら田」らしいが、夜は創作料理の店で、昼間がラーメン屋さんと云う戦略。 更に、昼間も1階と2階は別建の様で、玄さんプロデュースの作品は、2階で提供される。(レジは共通で1階に有る) 呼び込みの御兄さんに誘われる迄も無く、ビルに入ると玄さん御本人が、携帯電話に何かを熱心に打ち込んで居る姿が目に入る。 厨房にはいらっしゃらないのね… 黒服の御兄さんに「つけ麺?、ラーメン…?」と問われたので、「玄菜麺」と答えると、復唱の後に2回に先導して呉れた。 夜は「料理店」と云うだけ有って、ラーメン店としては少し高級香のする椅子やコップだが、ショバ代も高い(インペリアルホテルの前だもん)のだろう、玄菜麺は980円! ラーメン1杯で、漱石先生1枚が飛ぶ。 三ノ輪の時は850円だったんじゃなかったっけ?
だが、頂いた一杯は非常に美味かった。 三ノ輪で最初に玄菜麺を頂いた時の感動が蘇ったが、其時よりも更に美味いと思った。 清冽で凄烈なスープ。 複雑な多種の野菜の旨味が濃く為り過ぎず、淡く為らずに上質の薄口醤油に染み込んで、深い味わいに変貌して広がる。 パンフレットにも謳われて居るが、化学調味料は勿論、一切の動物由来の材料を使わずに、この味わいを実現させたのは、正直、凄いと思う。 麺は「おから麺」だそうで、パンフレットには「つるつる」と表現されて居るが、そう云う喰感とは違う。 小麦粉の比率をどれ程、落として居るのかは不明だが、少しボソっとした印象の有る麺だ。 粉っぽいと云うのとも違うが、このスープに不思議に合う灰色掛かった面白い麺だ。 其の麺の上に乗る手の込んだ野菜は、以下の通り。
ヘアライン状に迄細く細かくした揚げ牛蒡。 中々風味が良くて喰感も悪くない。 焦がし葱は香ばしいだけで無く、葱自体の風味も活きて居る。 白髪葱には細くスライスした人参が絡み、見た目にも麗しい。 更に、豊富な水菜、菠薐草、蘖等のシャキシャキした歯応えが楽しめる。 揚蓮根は、香ばしさと喰感の極め付け見たいに嬉しい存在。 スープに本の少し浮いて居る油は、此等の揚げ野菜から僅かに漏れて来た分だけだ。 尤もヘルシーなラーメンと云って間違いないだろう。 そして、この深くて玄妙な味わいを実現した処は喝采ものだ。 兎角の風評も少なくない玄さんだが、其の実力を再度認識させられた格好だ。
Baku


posted by claris1 at 23:28| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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