2009年07月25日

今日のワイン 其の296

レ ペルゴーレ トルテ
LE PERCOLE TORTE 1997
過日の事、西尾さんの処で「ざる中華」を調子に乗って、2.5玉分平らげたタイミングで、娘からメール。 どうやら、ワインを飲みたいと云う事らしい。 そうと知りせば、「替玉」を頼む事は無かったのだが…
で、何時もの様に都庁45階の「ラ・テラッツア」で待ち合わせる。 体調を崩されたと伺ったシニアバーテンダー氏の容体が気に為るのだが、この日も相手をして下さったのはNさん。 この夜は七夕と云う事情は余り関係無いと思うが、火曜日にしては賑わって居る。 子供達の願いが通じたのか、夜に為っても雲に切れ間が有り、七夕の宵に朧月がメガロポリスの空に昇る。(フォト)
そんな中で選んだのは、「亦」と云っても良い、イタリアのムートン?、「LE PERCOLE TORTE」。 愈々、1997年のヴィンテージを指名。 ワインリストには、「97年のエチケットのモデルの女性は、鈴木さんと云う日本人と云う噂も」と記されて居る。 はい、噂を流したのは小生です(笑)。 尚、2004年も日本人女性の「ヨウコ」さんがモデルとか… フォトで判る様に2本のボトルでエチケットの位置が相当違う。 手作業で貼付して居るんだろうなぁ。
ラ・テラッツアで飲んだ何本目の LE PERCOLE TORTE だろうか… 尤も此処以外で此れを飲める程の余裕は無いのだが。 何度も書いたが、このマネッティ氏のワインの取り柄は、控え目に、だが力強く広がるフレイバブルなブーケと、綺麗でとてつも無く柔らかい口当たり、舌触りだ。 だが、このボトルのブーケの広がりは充分以上とは云え、95年は勿論、96年と比べても大きく無い。 少し液温が低いのかも知れない。 其れは口に含んだ時にソフトでソフィスティケイトなタッチの中に僅かに感じる酸味からも演繹される。 20分程の御目覚めタイムを過ぎると、この上品で柔らかい液体に見合った味わいが醸し出される様に為る。 此れ以上にクオリティの高いタンニンを持つワインを小生は知らない。 柔らかいシルク、こんなに素敵な口当たりの液体は、世の中に他に有るまいと迄思わせるに充分な素養に満たされて居る。 美しいが、若々しいと云う時代は過ぎた色気たっぷりのカラーに導き出される様に、潜んで居たこのワイン本来の味わいが、ボトルの底から湧き出て来る様に現出する。 後を引く僅かなアルコール香も素敵以上だ。 サンジョヴェーゼ100%で、こんなタッチが出るなんて… 一方で味わいの評価では「硬い」と評される事が少なくない。 サンジョヴェーゼ100%と云う情報だけで判断すると、そんな事も有るかと思うが、タッチは勿論、テイストも「硬く」は無いと思うんだよねぇ… 21世紀に為ってからのボトルなら、兎も角、97年はテイストも決して「硬く」は無いと信じて居る。
先日は、95年と96年を飲み比べると云う贅沢をして見たが、この夜は97年をもう1本開けた。 LE PERCOLE TORTE に続くべきボトルをリストからは選び切れなかったからだ。 もう、95年も97年も飲む機会が巡って来ないかも知れないなぁ… 2本目は、スウェーデンからの30名近い団体さんを捌き終わったN君にも加わって貰って、3人でグラスを重ねる。 此迄に95年を3本、96年を1本、そしてこの夜に97年を2本空けたので、此処のセラーには96年が1本残るだけに為った。 ラ・テラッツアの殆どの LE PERCOLE TORTE を小生と娘が飲んだ様だ。 何処(いずこ)かのブログで、一番好きなワインとして、この95年を挙げられて居るソムリエ氏が居らした。 一方で、一般的にはヴィンテージ97年の評判が高い。 ラ・テラッツアのもう御一人のシニアスタッフの方は、96年が一番好きだと仰る。 同じ日に3つのヴィンテージを同時に味わった訳では無いので、正確では無いのだが、小生のベストヴィンテージは、矢張、95年だと思う。 イタリアでも「見付けたら、迷わず買え」と云われて居る95年のLE PERCOLE TORTE。 もう、会えないんだろうなぁ… ネットで何とか探し出しても、この店のプライスの2倍が普通だ。 有難や、有難や!
Baku


posted by claris1 at 16:10| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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