2009年08月25日

西尾中華そば 其の45

ジャージャー麺

思わず両の足に力が入る。 胸のS001が普段とは違うバイブレーションを伝え、「地震が来ます」のメッセージが画面に踊る。 初めて「生」で受けた緊急地震速報は…誤報で良かった。 地下鉄が止まるなど誤報の影響は小さくは無かったのだが、逆のミスよりはずっとマシだ。
昼休みに西尾さんの処迄足を伸ばす。 このタイミングで伺わないと喰い損ねる可能性の有る「ジャージャー麺」は、この週の限定作品。 初めて、馴染みの有る名前が限定に付いた。 先客の方も既に其れを喰されて居らっしゃる様に、此迄の限定よりも一般の御客様が注文されるケースが多いと西尾さんが笑う。
扨、今回も亦、見栄えのする作品だ。 最後に「辛いの大丈夫ですか?」と尋ね乍、振り掛けた辣油のカラーが、一際鮮やかなオレンジ色だ。 白髪葱との配色が綺麗だが、更に其の下に施された「肉味噌」に向けての橙から茶へのカラーグラデーションが有り、麺の淡いクリームイエローへと降りて行く。 肉味噌の上にはざっくりカットの胡瓜。 廻りには千切りにした胡瓜がグリーンのコントラストを敷き、清涼感を醸し出して居る。 崩して仕舞うのは勿体無いのだが、この作品も亦、撹拌する事で味の完成が為る。 この鮮やかなオレンジ色の辣油は、中々鋭い辛さが有る。 だが、太く捻じ込んで来る様な安易な唐辛子の辛さが無いので、上品だ。 この辣油で無いとジェントルな肉味噌の風味を壊して仕舞ったろう。 そう、この肉味噌は肉塊がやや大きく、少し甘くて本の一寸だけ粗い味わいを残し乍、洗練されたテイストに為って居る。 この辣油との纏まりを充分に考慮した構成は御見事。
今回のマサ配合麺は少しアジャストして有る様な書き方の西尾さんのブログだったが、恐らくはこの麺の特徴をより楽しめる様に考えて造ったと云う意味かな。 普段よりも少しツルっと感が前に出て居る様な気がする。 タレやスープに浸さないタイプ、所謂、油そばの系統には、ボソよりもツルが合うケースが多い。 此れはとても好みだし、皆さんに受けそうなテイストに仕上がって居る。 西尾さんが「ジャージャー麺」を造るとこう為るってなモンだ。 此れはどうしても、もう1回は来ないといけないな。
そうそう、今回は「飲む為のスープ」が添えられる。 此れは辛さに対する「休憩」(「箸休め」とは云わ無いだろうな、やっぱり)の意味合いで用意されたと伺った。 魚風味の「馬鹿中華」のスープを少しマイルドにライトに仕立てて造られたそうだが、沢山入って居る大き目にカットされた長葱の処理に工夫が有ると伺った。 「嘸哉良い葱なのでしょう、何処産なのですか?」、「其処の八百屋で買いました」みたいな会話も有ったと伺った。 工夫の内容は…内緒にして置きましょうね(笑)。 中にはつけ麺の様にこのスープに麺を漬けて仕舞う方もいらっしゃるそうだ。 辛さの休憩所が無く為って大変そうです、と西尾さんが笑う。

「5時間も居たそうですねぇ」と早耳の西尾さんから、週末の凪@渋谷での滞在時間を揶揄されて仕舞う。 夏さんと西尾さんの連絡は「密」な様で、悪い事は出来ない。 更に其後、「娘とワインしてね…」の情報も今頃は夏さんの耳に入って居るのだろうか。
Baku


posted by claris1 at 23:35| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。