2009年09月16日

油屋製麺@神田

燦燦斗に伺いたいのだが、最近の長い行列に御付き合いする時間的な余裕が無い。 時刻をズラして伺うのも儘為ら無い… で、近場で済ませようと云う状況。 まぁ、当然、一度は伺って見るよね…って、感じで「無限庵」の後に入った「油屋製麺」さんの暖簾を潜る。 券売機が店内に移動したのは矢張、良い感じだ。 狭い店内にチェアが9つ。 更に立喰のスペースが9つ有る。 値段が違う訳では無いので、立ち喰いにアサインされたら嫌だな… 其の分?立喰エリアにだけ、ティッシュペーパーが置いて有る。 チェアが向かうカウンターの荷物棚にもティッシュが欲しいなぁ。 尚、洗い箸が調味料を乗せた箱の抽斗に入って居る。 一方で店内には、御店主の立派な心意気が掲げられて居る。
「つけ麺専門」と謳う割には、中華そば、味噌そば、油めん等のメニューも並ぶ。 普通なら最初に頂くのは「中華そば」なのだが、御店の得意分野から御願いしようと「つけ麺」(700円)を御願いした。 300gの大盛と200gの並盛が同じ値段と多少難しい日本語で説明して呉れる御嬢さん。 勿論、200gで充分です。 「麺が太いので時間が掛かる」と云う断書の通りで、混んで居なかったのだが、提饗には10分以上掛かった。 麺は腰の強い太麺で少しだけウェイビー。 最近はこの程度の太麺は珍しく無く、喰感も悪くは無い。 だが、何よりも風味を感じられ無いので、直喰には適して居ない。 スープは流行の魚介豚骨なのだが、魚粉を結構乗せて居る割には、そんなに魚介っぽくも無い。 単純に醤油豚骨に魚粉を混ぜた様な印象。 不味くは無いのだが、深味とか複雑味には乏しい印象だ。 店名の通り、結構オイリー。 (「油とは活動の原動力」だそうだから…) 一味が置いて有ったので、燦燦斗で学習した様に麺に振って見たのだが、然程の変化も無い。 って云うか、この一味は辛く無い、ね。 スープには確りした海苔に大胆カットの長葱とチャーシュウが潜むのだが、チャーシュウの肉質が良い訳でも無く、味もスープに負けて居て、何の味もしないと云っても良い位に存在感が無い。 メンマは、味は兎も角、硬い奴が混じって居るのが気に入らない。 太い所為も有って、此れは如何なものだろう。
前日は「スープ不出来の為、臨休」の紙が貼られて居たが、この日のスープは此れで問題無いレベルと云う事なんだろう。 前述した心意気が余り作品にリフレクトして居ない様に思うのは、小生だけだろうか。 うーん、激戦の地、神田で遣って行くにはもっと精進しないと難しいんじゃないかしら…
Baku


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2009年09月15日

西尾中華そば 其の51

地鶏と鯖の味噌冷や冷や〜生姜の香り〜

愛犬クラリスの3回忌。 あの日はもう2年も昔に遠のいた。 だが、我が家では今でも祭壇の前を通る度に呼び掛けて居る。 水を換えて遣るのは、小生の役目だ。 この朝は特に懇ろに御挨拶をしてオフィスに向かう。 上天気も前日迄で暫くは曇天基調の空模様が続くらしい。 そんな日の昼喰は、NCS。 この週は夏の週替わり限定作品のラストと為る。
前客の皆さんも後客の方々も「本日の中華そば」、と注文されて居るので、限定狙いの御客様が増えた様で、先ずは結構な事だ。 今回は味噌ベースのスープを使った冷やしつけ麺と云うタイプの作品。 先ず、糸唐辛子で飾られた濃い焦茶色のスープに口を付ける。 相当に濃厚な味噌。 既に2ヶ月以上寝かせた味噌だそうで、そんなにも前から最後の限定の準備をされて居たとは驚きだ。 味噌は赤味噌の割合が高そうだが、白味噌も混ぜて居るそうだ。 鶏を不断に使って居る事を考慮しても、見掛通り味わいも濃い。 そして、味噌の風味に含まれる辛味が結構強調されて居る。 此れは唐辛子と生姜由来かな。 青魚の鯖を使って居るので、生姜の予感は有ったのだが、結構、思い切って使った様だ。 しょっぱさは抑えたと西尾さんは仰るが、其れでも其成の塩加減でも有る。 だが、此等が相俟って、通常の味噌のスープには無い味わいが生まれて居る。 此れはマサ配合麺を落として見ると真価が発揮される。 冷たく締めたマサ配合麺は相変わらずの秀逸振りだが、出汁氷で仄かに味が付いた処で、このスープに浸すと中々、計算された味わいが楽しめる。 御好みでは有るが、最初は麺の裾だけをスープに漬けて、後半に為ったら、ドボっと浸すのが違う味わいが楽しめて御勧めだと思う。
前述した様に、麺には西尾さん十八番の出汁氷が乗って居るが、更に焼いた長葱の白い部分や細い青葱も配らわれて居る。 そして、もうひとつ、同じ味噌で味付けされた豚のバラ肉。 チャーシュウ代わりと云う事なのだが、此れが凄く美味しい。 同じ味噌でも味わいはスープとは随分違う。 流石に手が掛り過ぎる…と西尾さんは頭を抱えていらっしゃった。 夏の限定の徹尾を飾る作品の完成度は高い。 地元の常連さんの様に3回とは行かないが、責めて、もう一度は頂きたいものだ。
Baku
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2009年09月14日

今日のワイン 其の312

シャンボールミュジニー ヴィエニュ・ヴィーユ アンリ・ペロ・ミノ
CHAMBOLLE MUSIGNY Veilles Vignes Domaine Henri Perrot-Minot 2003

この夜の赤は、カベルネ・ソーヴィニヨンとかメルローでは無く、ブルゴーニュのピノにした。 ま、そう云うディナーだった、と。 シャブリの次でも有ったので、ヴォーヌ ロマネと迷ったが、シャンボール ミュジニー。
こんな高級ホテルとも為ると値は高いが、御目も高い。 下界(笑)のワインバーの更に倍の値段を付けるにしても、各プライスレンジで良いボトルを選んで居る。 「レ・フュエド」とか「ラ・コンブ・ド・ルヴォー」と云う訳には行かないが、アンリ・ペロ・ミノの村名ボトルのシャンボールミュジニーは、V.V. 。 RPに云わせると「ブルゴーニュで造られたプルミエ・クリュの大半より良質である」だそうだ。 2002年では無く、問題の?翌年では有るのだが、アンリ・ジャイエの信奉者、クリストフ・ペロ ミノなら信用しても良いだろう。 レストランのソムリエ氏にも良いチョイスですと、褒めて頂いたが「良いチョイス」ばかり御自身で集められたのでは無かろうか(笑)。
ピノとは云え、小生が選ぶのだから、屹度、濃い目のピノとの期待は少々。 カラーも少しダークな印象だが、深さの中にも透明感が見て取れる。 非常に繊細な粒子で満たされた果実感が、素敵な液体で有る。 多少タンニンが粗く感じないでも無い初口だが、基本的には、暗い方のチェリーやベリー系統の味わい。 そして、文字通り酔わせる様な艶っぽさが有る。 アフターの引きが強く感じた瞬間に儚く霧散する。 もう少し、楽しみたいと云う気分が残る様だ。
Baku
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今日のワイン 其の311

ドメーヌ・ウイリアム・フェーブル ヴァイヨン シャブリ プルミエ・クリュ
William Fevre Vaillons Chablis Premiere Cru 2007
とても大事なディナー。 大いに頑張って、ANAインターコンチネンタルの36階に個室を予約。 グラスのドンペリ(ボトルなんざぁ、絶対無理)で乾杯出来るコースの料理は、流石に美味しかったのだが、何しろワインが高値で… 覚悟はして居たので、ネットプライスとの比較等、無粋な真似はせずに、素敵な夜景と最高のサービスとの引き換えとした。
で、1本目はシャブリ。 スッキリ冷たく出来ると云う理由で、選択。 ウイリアム・フェーブルは、ヴァイヨンのなんと2007年。 大変に評判の良い、シャブリのドメーヌで、若過ぎるのが気掛かりでは有るが、間違いの無い選択。 緑が少し強い黄緑色で、少し粘性の高い印象の液体は、シャブリらしい柑橘系に加えて林檎の香りが漂う。 非常に切れが良くて、ビターなイメージさえ感じさせるのはミネラルに依る。 流石に若いが、瑞々しさだけで無く、或る程度の凝縮感の有るクリーンな仕立ては、結構、好ましい。 「混じりっ気無し」と云う表現を良くも、多少の物足りなさを含めて遣いたい。
Baku
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F1 2009年 イタリアGP 決勝

セカンドのパイロットにクラッシュを命じて、相方を優勝させる。 そんな事を本当に遣るのか? そんな「クラッシュゲート」で、モンツァのパドックは喧しい。 其のルノーも今回は KERS を積んで来た。 特別に速いコースで争われる欧州ラウンド最後のレースは、フェラーリの御膝元。 Fisico を応援するフラッグも多いが、P3でクラッシュして、マイルを稼げない。 其れでも、前任者とは違うとQ2迄は生き残り、決勝も9位でフィニッシュ。 先ずは最低限の仕事は出来た様だ。
クオリファイを制したのは、老獪な程に巧みに走ったルイス。 1コーナー迄の距離が長いモンツァは、KERS 搭載車ならスタートに何も不安は無いだろう。 続いたのは、好調なフォースインディアのエイドリアン。 其れにキミが続く。 ヘイッキの後ろにたっぷり燃料を積んで、1ストップ作戦のブラウンGPの2台。 何だ、キミ以外はメルセデスエンジンばっかりだな。 最近は、持つ者、持たぬ者共に KERS 搭載車のスタートダッシュを考慮した作戦が目立つ。
スタート直後のポジション争いは激しく、観て居る者を楽しませて呉れる。 エイドリアンの VJM02 の高速の伸びは凄く、KERS 搭載のヘイッキを交わして仕舞う。 そんな中、ロッジアでロバートに押されて、マークは早くもリタイア。 ブラウンGPとのポイント争いに相当な不利を被る。 序盤のトップはルイス、キミ、エイドリアンの順で落ち着いたが、ルイスがキミを引き離して行く。 ルイスのペースが想定外に速いので、PI を遅らせる為に燃料を多く積んだブラウンGPの作戦が危ういと心配する声が頻り。 だが、軽く為って来たブラウンGPの2台のペースが上がり、トップ3がPI した後、リーディングをワンツードライブする2台に勝利が見え始める。 先にPI したのは、後ろのジェンソン。 翌周にPI したルーベンスは、当然、ジェンソンの前で戻る。 此れでひっくり返ったら、何を云われるか判ったモンじゃない。 興味はルイスが2回目のPI の後、トップで戻れるか…に移る。 結果、ルイスも頑張って飛ばしたのだが、ルーベンスは勿論、ジェンソンの後塵を拝する事と為る。 其後の、キミとエイドリアンの争いも面白いが、同時ピットインでエイドリアンがオーバーシュートして仕舞い、ピットクルーを弾き、右のミラーを落として仕舞う。 一方、キミも給油リグのもたつきでスムーズさを欠いて、と汗を握るシーンを経たが、結局順位は変わらず。 其後、ドッグファイトを繰り返すも、高速性能の高い、イドリアンのマシンの攻めをキミが KERS で守り切る。
一方、前方ではルイスが必死でジェンソンを追い上げるが、コース上で抜くのは流石に難しい。 1秒差に迄迫ったが、ファイナルラップの吃驚は、ターン6、レズモで起きた。 なんと、ルイスがスピンして、ウォールキッス(フォト)! デブリ散乱でSC。 此れで、棚ボタのキミはポディウムへ。 絶望視されて居たセバスチャン.Vもポイント獲得。 ブラウンGPのワンツー。 対 KERS 作戦が見事に嵌った。 トップのルーベンスのヘルメットトップには、フェリペだけで無く、ピケJr. のカラーもペイントされて居る。 其の意図は? 同郷ってだけなのかな?
Baku
posted by claris1 at 00:49| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月13日

今日のワイン 其の310

レ・マッキオーレパレオ・ロッソ
LE MACCHIOLE PALEO ROSSO 2002
金曜日の夜、ラ・テラッツアのNさんからメールが入る。 「突然ですが、明後日で閉店します」との事。 流石に「明後日」には魂消たが、ラ・テラッツアの閉店は、或る程度想定内の出来事だ。 景色の美しさが有るとは云え、此処であのプライスのイタリアンを遣って行くのは難しいだろう。 実は以前にもそんな話が出ては消えを繰り返して居たのだ。 沢山の良いワインを大変にリーズナブルなプライスで飲ませて頂いたし、シニアバーテンダーのI 氏や後任のNさんには、随分、御世話に為った。 この週末はどんなに忙しくても、顔を出そうと決めた。 溜まって居たラ・テラッツアで頂いたボトルのアーティクルを書き上げて、娘に緊急連絡(笑)をすると、遅く為るが必ず行くとの事。 其の待ち合わせの時刻よりも少し早い20時30分に都庁45階に到着。 大雨が丁度上がったタイミングだったが、此処のエレベーターにひとりと云うのは、初めての事。 強い雨に洗われた眼下の街は美しい。
「そうなんだ〜、残念だねぇ」と嘆き合い?乍、扨、どのワインを頂こう… 過日、小生用に?と仕入れて下さったボトル(1本も減ってないねぇ…)から選んだのは、レ・マッキオーレパレオ・ロッソ。 「想いを馳せる」に相応しい…そんなボトル。
2002年7月に急逝されたエウジェニオ・カンポルミ氏が拘ったのは、ボルゲリのカベルネ・フラン100%。 其れが叶った2001年のボトルが所謂、遺作と為って仕舞った。 2002年は奥様が遺志を引き継いだ最初のヴィンテージだ。 強かなプライスに為ったのは、亦、あの漫画の所為だったのね…
カラーは濃いルビー。 ブーケは香草の面持ちが強いが、所謂、華の有るタイプ。 其の割に主張は控え目で良い印象だ。 タンニンもそんなイメージだが、滑らかで酸味と合わさって生まれる芳醇なバランス感が好ましい。 チョコレートやベリーに僅かにペッパーのテイストを感じたのは、昼に喰したポァブルロゼの所為かな。 流石に評判のボトルで巧い造りだ。 アフターの引きがな何ともエレガンスに満ちて居るのが、特徴の様だ。

この都庁の展望台は無料。 御土産コーナーの隣と云う位置。 眺めの良いフードコートにでもする方が、商業ベースに乗るだろうとは思う。 だが、馴染みのスタッフがいらっしゃる店が無く為るのはとても淋しい。 娘がNさんにミニブーケを御渡しして、引き上げる。 翌日の最終日は、リタイアされたシニアバーテンダーのI 氏も来られると伺った。 遅い時刻に為っても必ず来ようぞ。
Baku
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2009年09月12日

今日の渦 其の241

最近に為って、渦は昼と夜のメニューを明確に分けた。 夜は和えそば系を中心に揃えて居る。 実は木曜日の夜、つけ麺を喰べたい気分だったのだが、其れは難しいとコッソリ訊いたRさんの返事。
結果、チャーシュウと鶏ロースト一皿づつだけ(アルコールは沢山)で長居を決め込んだ不義理を解消に土曜日の昼に車で本鵠沼に。 雨模様では有るが、「行く」と書いた以上は行くので有る。 駐車場が近いので有り難い、と思ったら満車。 広いので直ぐに空くだろうと思ったのだが、結局、渦の御客様と思しき車が出る迄、20分も待って仕舞った。 帰りにチェックすると多くの車が長時間駐車の様で、週末に車で行く場合は、少し対策を考える必要が有る。 渦の扉の前には3人の方が御待ちだが、席に着く迄、10分も掛らなかった。 忙しいのに申し訳無いと思ったのだが、当初の狙い通り「つけ麺、出来る?」。 「岩海苔の味噌つけ麺」だそうだ。 願っても無い作品。 タイミング的に少し時間が掛ったが、頂いた作品は、最高以上だった。
スープと麺、更に小皿にあの少しピンク色をした岩塩(ネパールだったか、ブータンだったか、以前に伺ったのだが…)が装われて居る。 「直喰いに御遣い下さい」との事。 嬉しいサービス。 山盛の麺には明るい緑の色をした薬味葱。 更にピンクペッパー(ポァブルロゼ)で飾られて、とても可愛い色模様だ。 スープの香りも高くて、両の隣から「うわぁ、美味しそう…」の声が漏れる。 このやや平打で一寸縮れのつけ麺用の麺は、適度に嫋やかな腰が有って風味も良く、真に「直喰」に適して居るのだが、この岩塩と更にピンクペッパーが加わると素晴らしい美味さに為る。 ピンクペッパーって、こんなに達者なサポーターだったんだ。 本当に半分近くを直喰いして仕舞う。 だが、スープに浸して少し後悔した。 このスープは凄い。 こんなに美味なつけ麺のスープって、滅多に御口に掛らない。 味噌の甘さは勿論だが、岩海苔由来なのかも知れないが、味噌に絡むしょっぱさが良い。 味噌味にこのしょっぱさを重ねると云うアイデアと技量は、褒められて然るべきだ。 岩海苔の風味も充分だが、決して磯臭く為らない寸止め。 適度にオイリー、味噌たっぷりなのにサラリとしたイメージさえ醸し出して居る。 うーん、何処ぞで「つけ麺コンテスト」でも遣って居ないものだろうか? 況してや此れは「味噌の」つけ麺だ。 そうで無くても、難しい味噌のスープをつけ麺用に此処迄仕立てるとは驚きだ。 最後はスープ割をして頂いて、完飲、完喰。
新たに来られた隣席の奥様が、「つけ麺、終わっちゃったんですぅ」と云われたのを聞いて居たので、申し訳無いと思いつつ、芳実オーナーに云わずには居られなかった。 「こんな美味いつけ麺、初めて喰った。」
Baku
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今日のワイン 其の309

ブレッサン ピノ ネロ
BRESSAN Pinot Nero 2002
此処の処、娘と会う機会が多い。 父親としては嬉しいのだが、毎回、ラ・テラッツアだと懐が痛む… 8月最後の金曜日も新宿の夜景を二人で眺める事に。 御値打ちのボトルは、前回の「レ ペルゴーレ トルテ」で飲み切って仕舞った。 本当に沢山、頂いたなぁ… 久し振りに会ったら、髪をバッサリと切ったNさんと屹度店長氏が相手をして下さる。 少なく為ったセラーを補填すべく仕入れましたと仰るラインナップには、「レ・クーポレ テヌータ ディ トリノーロ」や「レ・マッキオーレパレオ・ロッソ」(此れは2002年と断りを入れて置こう)等が有る。 まぁ、此迄同じプライスレンジで出して居たボトルが、特別以上にリーズナブル(仕入れたのが随分前。 ん? 売れなかった(笑)?)だったので、比べると…だが、折角の御気遣いの中から選んだのが、此れ。
先日も何処かで(忘れた)、ピノ・ネロ100%のボトルを頂いたが、此方もイタリアのピノノワールの単一品種の1本。 ピノにしては深いカラーで、立ち上るブーケもタールを塗った樽の様な微妙なニュアンスの中にバニラやベリー系統の香りが含まれる。 味わいとしてはタンニンが結構来るのだが、最近、小生がオフィスで好んで飲む「クランベリージュース」と似たテイストを感じる。 其処にスモーキーな木の革香が滲む。 酸味が尖って居る事も有って、うむ、少し小生には難しいタイプの様だ。 マリアージュさせるディッシュにも頭を捻る感じかな。
Baku
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今日のワイン 其の308

レ ペルゴーレ トルテ
LE PERCOLE TORTE 1996
と或る日曜日。 凪@渋谷で夏さん相手に5時間も管を巻いて居ると、所在を知らせて置いた娘からメールが入る。 「未だ居るんだ」と呆れ乍も、「ワインでも如何」の打診。 相知の方と御一緒との事でも有り、「ラ・テラッツアで待て」と返信。 都庁に向かう時から、足に脳の意思を明確に伝える努力が必要なんてケースは初めてだ。 兎も角、酔っ払いに見え無い(顔色に出ない体質に感謝)様に気合を入れて到着。
3人と云う事で、この夜はカウンターでは無くテーブル席に。 この日もN君は公休日の様で、屹度店長氏にサービスして頂く。 小生は既にワインの味わいを判別出来ない感じでは有ったのだが、「ワインも勉強して居ます」と仰る同席の志の為に折角なので、96年では有るが、最後の1本の「レ ペルゴーレ トルテ」を御願いした。 ま、間違い無く美味しいと云って頂けるだろうとの魂胆だ。
レ ペルゴーレ トルテは、気品の有る円味が持味だ。 無論、其れだけでは無く、サンジョヴェーゼっぽいのか、っぽく無いのか、本当は小生も判じ難いのだが、ノーブルな感性が魅力だ。 95年や97年には敵わ無いが、其れでもこのブランドの良さは充分以上に味わえる。 我家のセラーにも頑張って用意して置き、「あの時のワイン」として再びグラスを掲げる時を待とう。
Baku
posted by claris1 at 10:24| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今日のワイン 其の307

カステッロ・ディ・フォンテルートリ・シエピ
CASTELLO DI FONTERUTOLI SIEPI 2003
少し前の事に為るが、日中、勤め先主催のBBQで子供達の相手をして疲れたと云う娘が、ラ・テラッツアで待ち合わせたいとメールを寄越す。 まぁ、美味いワインを飲ませて呉れと云うリクエストで有る。 何でもBBQではビールを呑む暇も無かった?とか。 現れた娘は、渦のビーサンを履いて居る。 非常に履き心地が良いって、 Do you know how much it is?
夏休みの展望台は混んで居るが、店のカウンターには空きが有る。 馴染みのNさんは公休日だそうで、店長さんと思しき方(次に仕入れるワインの話っぷりから想像)が相手をして下さる。 氏の御話を聞いて居ると、ラ・テラッツアでワインをボトルで飲む人は少ないとの事。 あの「レ ペルゴーレ トルテ」の最後の1本も未だセラーで寝て居るようだ。 飽く迄、現時点の話だが、此処でワインのボトルを開けるなら、リストの後半から選ぶのが懸命だ。 確かに絶対プライスは高いが、先ずこの値段ではネットで買うのさえも難しいと云う値段が記されて居る。 「レ ペルゴーレ トルテ」もそうだが、この夜、選んだ「カステッロ・ディ・フォンテルートリ・シエピ」の2003年も、「良いの?」って感じのプライスで有る。 店長?さんが仰るには「次回の改訂では、この値段が仕入値に為って仕舞いそうです」との事。 ま、其れはそうだろう… って、事はリストプライスは3倍に為るって事では無いと信じたい。(其れでも未だ、「本店」よりは安いかも)
このボトルも以前に此処で頂いて居る。 この時の記事は蘊蓄満載(笑)なので、今回はアッサリと… 店長氏に抜栓を御願いすると面白い開け方をされる。 ボトルトップのシールキャップをコルク栓の円周に合わせて丸くカットし、トップから3ミリ程下のネックの部分のシールを一部残してカットして、起こす。 フォトでは判らないかも知れないが、丁度ボトルの上部に指輪を横付けした様な感じに為り、その輪に抜いたコルク栓を差すのだ。 宮廷晩餐会では御法度だが、此れは面白い。 だが、御洒落に感じるかどうかは人に依りそうだ(笑)。 そして、今回もデキャンタージュを御願いする。
偉大為るスーパートスカンは、間違い無く美味しい。 前回同様の感想だ。 サッカーの中田選手のフェイバリットボトルと伺った。 同じ好みとは光栄だが、彼の生様は小生には眩し過ぎて何時も目を背けて居るので、頓と存知上げなかった。 濃密ガーネットカラーに肌理の細かいブーケ。 ミクロの香り粒子がテーブルライトに霞む様だ。 この香りの品性がクオリティを物語る。 シルキーかベルベッティか… 其のタッチは目眩めく色香、官能に溢れ、非常にセクシー。 だが、少しも下卑た様子が無い。 此れはこのスーパータンニン?が齎すものだ。 複雑にフレーバブルで、其処にはフルーツ以外に花弁からミネラル迄、所有(あらゆる)要素がバランスを取った上でハーモナイズして居る。 其処へオークの樽香がそっと忍び込んで来る。 其等が刻々と様を変える夕日の如くアフターを充実させる。 やっぱ、こんなボトルはそうは無い(このクラスで、かな?)。
Baku
posted by claris1 at 09:50| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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