2008年10月20日

芽ねぎ(姫ねぎ)

前の週に、めじろ代々木本店で頂いたオニオンダレのチャーシュウは、「姫ねぎ」で飾られて居た。「京丸園」と云うので、京野菜かと思ったら、静岡名産とか… ん? 「芽ねぎ」とどう違うの?? で、調べて見た。 「芽ねぎ」は葱の種類を表すのでは無く、葱の芽を7,8cmで切り取って喰用にするもので、以前から高級野菜として刺身の妻に使われて来た。 最近は大量生産が効くように為ったらしく、握りの「ネタ」に昇格させた鮨店も有るようだ。 「姫ねぎ」は、京丸園さんが芽ねぎに付けた商品名と云う次第だ。 一方、「芽ねぎ」の販売の老舗は千葉県の「ふるさと農園」。
芽ねぎは、歯触りが柔らかく香り(揮発性の硫化アリル)が高い半面、灰汁が無いので、使い易い喰材のようだ。 葱全般に云える事だが、高い香りが消化液の分泌を促がし、内臓の働きを活発にして血行を良くする効能が有り、血液の浄化作用迄有るそうだが、飾りに使う程度では、まぁ期待は薄い。
ふるさと農園では、芽ねぎの水耕栽培セットなんて物迄販売して居る。 何かと工夫(特許とか意匠登録とか、知的財産にも熱心)されて居るようで、子供の自由研究だけでなく、家庭で新鮮な芽ねぎを喰べたい向きにも良さそうだ。 値段も350円と500円。 注文してみようかしらん。
Baku


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2008年10月19日

F1 2008 中国GP 決勝

「上」の字に似せたと云う説はティルケ氏に依って否定されて居るが、上海の近代的なサーキットで行われる3回目のGP。 初めて、ドライコンディションで遣れそうだ。
マクラーレンのマシン、特にルイスの好調さに比べて、此処でワンツーを飾らないとフェリペのチャンピオンが危ういフェラーリのコンディションは悪そうに見える。 兎も角、ルイスのタイムが光る。 特にセクター1の速さは出色だ。 Q2に入るとフェラーリもストレートのスピードのい物を云わせてタイムを挙げ、フェリペが2番手に付けて「銀赤銀赤」。 一方、BMWは絶不調でロバートはQ2でノックダウン。 彼のQ2敗退は、今年初めてで、早くもチャンピオンシップ圏外へ。 Q3もルイスが当然のようにトップタイムだが、2番手はキミでフェリペが其れに続く。 ヘイッキはフェルナンドを超えられずに5番手。 つーか、フェルナンドは出来の良いとは云えないルノーのマシンを操って、このポジションは凄い。
決勝グリッド上位4人のオーダーは、前年の上海と変わらない。 赤の二人はソフト側、ルイスはハード側とタイヤ選択は分かれた。 1コーナーの争いが兎にも角にも見物のファイナルだったが、概ねクリーンに過ぎて行き、グリッド順通りで周回を開始。 だが、矢張、フェリペのマシンのコンディションはイマイチっぽくて、後ろのフェルナンドに「フェラーリより早く走れる」と云われる始末。 で、徐々に2台から離されて行く。 一方、キミはセクター2でタイムを延ばし、セクター1の速いルイスとファステストを取り合う。 15周目、フェリペとフェルナンドがPI 。  フェリペはソフト側タイヤの儘。 翌周にルイスとキミがPI 。 キミはハード側タイヤを選択。 PO後、ルイスとキミの差が5.6秒。 更に5.5秒離れてフェリペ。 タイヤが新しいとルイスの走りは、更に活き々として居る。 PI の前に少しづつ詰められて居たキミとの差が亦、少し広がるが、周回を重ねるとキミもタイムが伸びて来るので、ファーストスティントと同じ様子。 だが、結局はシルバーのマシンにアドバンテージが有り、ギャップは広がって行く。 (レース後のインタビューでルイスは今回のマシンを評して、「夢のような状態」と云って居た) フェリペは益々、下がって行く印象。 もう、レースは決した。 2回目のPI もフェリペからで、38周目。 翌周にルイスとキミが相次いでPI 。 ヘイッキのタイヤバーストを見て、ルイスのPI は予定よりも早目。 余裕の為せる技か… 扨、何処でフェリペをキミの前に出すかに興味が移る。 其れは残り7周のタイミング。 バックストレートエンドでの事だが、キミは露骨にスピードを落とす。 絶対、もう少し上手く演じられた筈なのに、ね。
余談1:チェッカー直後にキミが再び前に…(フォト)
余談2:マシンを駐めたフェリペは、何故かルイスが戻るのを待ってから降りる。 其処で握手した訳では無いのに。 (フォトの握手は控室でのカット:キミは靴紐を直して居る)
余談3:ルイスに続いてポディウムに出ようとしたキミ、思い付いてフェリペを先に出す。(富士と同じシーン)
ファステストもルイスで、ハットトリック。(2回目かな) 上海は最初から最後迄、ルイス一色。 最終戦に縺れ込んだチャンピオン争い、ホームのフェリペ、アウェイのルイス。 其の差は7ポイント。
Baku
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2008年10月18日

城ヶ島100キロウォーク

懇意にして頂いて居る御鮨屋さんの大将から、城ヶ島への片道50キロのウォークイベントに誘われた。 還暦を迎えた大将だが、休みの日には必ずと云って良い程、登山をされると云う健脚家だ。 そんな大将の御店なので、常連客には足自慢が少なく無い。 そんなこんなで持ち上がった企画だ。 過日、京都で5キロを歩いたか歩か無いかで、足が痛く為った小生には、とてもとても、3回生まれ変っても難しい話だ。 其処で買って出たのが、伴走サポートの運転手。 出発は土曜日の午前0時。 江ノ島、鎌倉、逗子と進み、7時には葉山で朝喰と順調なペースで、9時半過ぎには休憩ポイントの佐島マリーナを出発して行かれた。
一行を見送った後、次の休憩時刻迄の間、少し回道をして「荒崎」へ出て見た。 何故か荒崎には一度も来た事が無くて、チャンスを狙って居た。 (勿論、御一行に異変有らば、15分で駆け付けられる) 長閑な漁村を抜けて走る海沿いの道の終点は、駐車場。 普段は無料だが、週末は1000円との事。 磯はBBQポイントで、磯香に交じって既に美味しそうな匂いが漂って来るのが、些か興醒めでも有る。 其処で、「夕日の丘」に登る。 「県下で一番夕日の美しいスポット」だそうだが、「県一番」は他にも有りそうだ。 駐車場には当日の日没時刻が掲載されて居るが、新聞からの引用なのだろうから、結構な誤差が有る筈…とか、余計な事を考えながら、20m程の丘に有る見晴台(フォト)に立つ。 一組なら良いが、複数のカップルが狭い見晴台に犇くのは如何なものかと、亦々余計な事を考えてしまう。 一文字セセリ(手偏に弄)が名前の知らない花の蜜を吸って居るのをフォトテイクして、駐車場に戻る。 時間単価にすると1000円は高かったとか思い乍、御一行の現在地をチェック。 今回は「どこ・イルカmini」と云う、ウィルコムのPHS網を使った位置検索装置を団長に渡しておいた。 携帯電話やPCから一行の現在地や移動履歴が簡単にチェック出来るので、今回のようなイベントのサポートには便利な機器だ。
「ソレイユの丘」と云う新しい大型レジャースポットの脇を通り過ぎる抜道で、ショートカットするとR134に10分で戻れる。 ソレイユの丘よりも御隣に有る、珍しいアンテナの林立する航空自衛隊のレーダーサイトを見学させて欲しいものだ。 扨、ドンピシャのタイミングで御一行の休憩地点に合流。 歩いても居ないのに、鮮魚料理の昼喰を御一緒させて頂く。 超が付く腕利き鮨職人の大将が何を注文されるのか凄く興味が有ったのだが、「カレー」。 店のオバサンが、「カレーはレトルトですが…」に、「では、カツ丼」で、一同、ニヤニヤ… 大将に合わせたカツ丼組とオバサン御勧めの「鰺の叩き」組に分かれたが、後者は結構美味しく、ボリュームも満点。 勿論、大将の味(鰺)には及びませんが…
ビールに烏龍ハイを呑んで出発と云う信じられない団長(大将と同じく還暦)を筆頭に、其処からは皆さん一気に城ヶ島へ。 なんと14時過ぎには到着。 所要14時間で53キロを走破。 凄い! 立派!!
ホテルの日帰入浴で疲れを癒した後、若い参加者の3人を三崎口駅迄御送りした後、城ヶ島大橋迄、再び歩いて来られた団長、大将らをピックアップして、伴走サポート運転手の役割を全う。 更に夕喰は自然喰レストランで富の宝山2本(小生も車を置いて参加)、翌夜も(皆さん足も痛く為らず)鰻重に浴びる程のビールと、流石に体力自慢の皆さんに大拍手。 (20mの夕日の丘に登ったら、過日、京都で痛めた左踵が亦、痛く為ったなんて、絶対に内緒です。)
P.S. 一文字セセリが吸蜜して居た花の名前を調べるのに苦労したが、漸くネットで探し当てた。 其のHPにも、「この写真の植物名が半年以上わかりませんでした」との記載が有る。 勿論、花の名前が判ってしまえば、幾らでも情報はヒットする。 そんな君の名は、「花蔓草(ハナヅルソウ)」。
Baku
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2008年10月17日

今日のめじろ 其の432

木曜日の夜、19時過ぎに代々木に到着。 この週も翌日の金メジ(鯵塩だそうだが)には伺えないので、罪滅ぼしに遣って来た。 Tokyo Walker に掲載された所為も有るのだろうが、19時半を過ぎた辺りから次々と御客様が来店され、ひとりで切り盛りして居る祐貴社長は天手古舞だ。 小生はシートジプシーで彼方此方へと移動する。 前夜迄はオヤジさんも厨房に立って居たとの事だが、残念乍この夜は御会い出来なかった。
最初にビールを御願いして、摘みは初めて御願いする「Wちゃーしゅう」。 通常のタレと玉葱タレの両方のチャーシュウが2枚づつ乗る。 中々、見栄えの良いものだ。 通常のタレを使った方には、糸唐辛子が乗る。 久し振りにノーマルのチャーシュウも頂いたが、柔らかい喰感の肉と良くマッチして、美味しい。 一方の玉葱タレの方には、「姫葱」が乗る。 非常に細く短い葱で、量が少なくても少し「韮」のような風味が有る。 見た目にも珍しい感じで、此れは面白いかも知れない。(高いそうだが) 祐貴君のオニオンダレは相変わらず旨いし、Wチャーシュウは良い選択かも。 チャーシュウの味を変えるような話をされて居たが、此の儘で充分以上に美味」だけれどなぁ。 壱岐っ娘のボトルを探し出して、此方に切り替える。 「辛いよ」を御願いしたのだが、前述の大繁盛状態に陥り、暫く御預状態。 落ち着いたタイミングで作って頂いた。 以前よりも濃厚な味付けに為ったが、辛さがきつく為った訳では無い。 豆鼓風味も健在で、寧ろビールが進みそうな摘みと思える。 白葱を乗せたのがめじろらしい。
扨、ジプシーから開放されて、奥の席に戻ったタイミングで御願いしたのは「あつもり」。 祐貴君が「玉子抜きですよね?」と確認して呉れる。 祐貴君は小生に「あつもり」や「ぶっかけ」を拵えて呉れた事は無い筈なのに、だ。 以前に話したのか、このブログを読んで呉れたのか、何れにせよ、本人が忘れて居たのに覚えて居て呉れたとは、嬉しい限りだ。 久し振りの「あつもり」は極太麺を使うので、茹時間が長い。 だが、待った甲斐が有る作品に仕上がる。 シンプルなようで、色々と匠が潜む。 先ずは、麺に極浅く敷かれたタレと云うかスープと云うか、少し甘めにシフトされたテイストは、勿論、漬汁と合わせた調合に為って居り、醤油風味を少し強めたスープとコラボする。 葱の風味が高いのは、めじろ為れば。 もう少しライトにして、ハーブっぽくすると更に小生の好みに為りそうだが、一般的に云えば、香草風味を強めるのは、諸刃だよね。 麺には檸檬が添えられて有る。 行成、全部絞って振り掛けるなんて事はせずに、味の変化を楽しむように、少しづつ使うのが味噌、否、醤油?で有る。 極太麺の喰感の良さと風味は相変わらずだ。 〆の250g(この前迄は300g)は、大変かと思ったが、サックリと完喰。
21時近く為って、再びの人波が押し寄せて来たので、あつもりを御願いしたタイミングは良かった。 満員のカウンターを振り返り乍、ホームライナーの待つ新宿駅へ。 あ、あら、ライナーは「あずさ車輌」では無く為ちゃったのね。
Baku
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2008年10月16日

いけ麺@神田 2回目

この日の昼は、先日「八八」に向かう途中で通り掛かってから、再訪したい気分が高まって居た「いけ麺」へ。 (両店とも FILE さんのブログ掲載店) 少し身体に良くは無さそうな、悪餓鬼感の有るラーメンを再び頂きたい気分だったのだ。 でも、「いけ麺店主殿」も、其れに見合った悪童染みた行為を…
昼休みなので、カウンターもテーブル席もほぼ満員。 「大喜」の文字の入ったエプロン姿の奥様と御二人でのオペレーションは、大変そうだ。 店主殿はイッパイイッパイな感じで、奥様が注文から調理への流れをコントロールして居る。 と、既に麺を盛り付けた丼に対して、「其の味噌ラーメン、中盛だから」と奥様が伝えると、「あ…」と呟いた店主殿は、茹麺機からつけ麺用に茹でて居る笊を持ち上げると其処から幾許かの麺を取り出し、件の味噌ラーメンに加えて提饗した。 そして、其のつけ麺は少ない麺量の儘で客に出される事に。 其の客とは小生だったのだが、何も申し上げなかったのは、正しくないスタンスだったのだろうか? 何れにせよ、美味しく頂ける気分で無く為った事は間違いない。 でも、其の御蔭で、麺量的には小生には丁度良かったのだが、そう云う問題じゃないよな。 入口の扉には、「雑誌に掲載されました」との紹介が貼って有るが、此れからは見る目が厳しく為る事は、心に留めて置かれると宜しいだろう。
上記の様に温麺とつけ麺は同じ麺を使って居り、其れは中太の平打縮麺。 素性の良い麺だが、「放任茹法」。 茹麺機の笊に投げ込むと、少し手が空けば、御座成りに菜箸を突っ込むが、殆どノータッチだ。 沸騰する湯の勢いで麺が笊から溢れそうに為る一方、殆ど麺が泳ぐ余裕が無い。 タイマーを使わない事を兎や角は云わないが、調理作業の都合で茹時間に可也の差が出る。 そして、湯切が好い加減で、慌しく為ると軟い一振りだけなんて事も有る。 此れでは美味いラーメンには為らない、と思うのだが、意外に悪く無いので、寧ろ残念?。 余程素性が良い麺なのかなぁ。 其れでも、緩いと感じる常連さんが少なく無いようで、「麺固」のコール(「油少な目」も)が度々聴かれる。 余裕の無い店主殿がどう振舞うか、興味深く見て居たが、苦々しい表情で(声は朗らか)答えた後は、其れじゃあ固さは殆ど変わらないだろうと云う調理に終始。 そりゃそうだ、茹時間を管理するようなオペレーションに為って居ない事は、前述の通りだからだ。 
丼に盛られたつけ麺は、下の方がやや祭り気味だが、風味も喰感も悪く無い。 そして、つけ麺のスープも美味しい。 可也、オイリーなので口の中の印象は悪いのだが、テイストは醤油っぽく、しょっぱく、そして野菜が溶け込み、乗せられた薬味の葱と合わせて、炒飯のスープみたいな香ばしい風味も出て居て、良い感じだ。 ロールタイプの2枚の小さなチャーシュウも水準を満たして居るし、メンマも同様だ。 う〜ん、此れで不味ければ襤褸糞に書こう(笑)と思ったのだが、まぁ、美味いので… オフィスに戻ったら、油の香りが口に残って居り、ブレスケアに手を伸ばす。
Baku
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2008年10月15日

今日のワイン 其の225

カサーレ ヴェッキオ ファルネーゼ モンテプルチアーノ ダブルッツオ
CASALE VECCHIO FARNESE Montepulciano d'Abruzzo 2006
日本橋で軽く一杯と云う時に使うのが、アンソロジーと云うワインレストラン。 2000円前後のワインを5000円程のプライスでワインリストに載せて居る。 こう云う御店は有難味は薄いのだが、便利では有る。 特に雨が降ると地下鉄の出口から3m程なのが嬉しくて、此処を選ぶ。 但し、浅草線以外で到着するとD1出口は辿り着けない人も居る程に発見が難しい、かも。
旧識と金融危機と実態経済への影響に就いて、意見交換… って、そんな難しい話では無くて、庶民の日常生活でも贅沢は控えて…と、説教されて居ただけです。 雨の連休明けと云う事情も有ったが、このクラスのレストランでも御客の財布の紐の締め方が影響して居るのだろうか、随分と寂しい。 暫くはラーメンの時期だろうか? 尤も、小生がめじろ、渦、凪で楽しむ費用は、アンソロジーと余り変わらない、ね。 少し緊縮財政を組まねば為らない。
そんな御説教の御供に指名したのが、カサーレ・ヴェッキオ。 ワインリストからピックアップした理由は、先日ネットを漁って居た時に「あの漫画」に取り上げられたと読んだのを思い出したからだ。 うーん、読んだ事は無いのだが、小生も漫画に感化されたか。
ファルネーゼは400年以上の歴史を有する生産者だが、目下売出中。 ネットショップの誇大広告(廉価版ボトルの評価をフラッグシップの高評価を引用して記述するのは公序良俗に反する)程では無いが、実績を重ねて来て居る。 其のファルネーゼが手掛けたDOC。 ヴィンテージは2006。 ホームページに依れば、葡萄の樹当たりの房数を2房に迄抑えて、品質の向上を図ったとの事だが、其れを真に受ければ、1000円台で提供して頂けるのは有り難い。 会社のポリシーは「良いワインを安く」だから、其の通りなのだが… 此処では5000円なので、ファルネーゼ氏が嘆くかも。 以前とは違うエチケットのデザインだが、小生には此方が洒落て見える。 下手糞なボーイさんがボタボタ零し乍注いで呉れた液体は、濃いガーネットカラー。 店内が暗い所為も有るだろうが、随分と黒い印象。 ブーケからはオーク樽のバニラ香をはっきり感じる事が出来る。 モンテプルチアーノには不慣れなのだが、ブルーベリー系統の果実の甘い凝縮感が高く、上質感は出て居る。 タンニンも充分に感じるが、大人しいので、円やかと云う印象には至らない。 抜栓時から酸味は少なく、其れが更に穏やかなイメージを形成する。 もう少しアフターの余韻が欲しいが、早飲タイプのボトルに其処までは求められまい。 カジュアルに、デイリーに頂くなら、文句の無い1本と為ろう。 だが、やっぱり「其也感」が有り、奥行とか深みには乏しい。 濃いだけ…とは云わないが、充足感が湧いて来ない。 このプライスなら御家庭で、「エディツィオーネ」が充分に頂けるのだが…
Baku
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2008年10月14日

つじ道ラーメン@辻堂/藤沢

彼方此方で耳に、目にするように為った「つじ道ラーメン」。 駅名は「辻堂」だが、店名は「つじ道」らしい。 湘南モールへの買物序に奥さんと寄って見た。 近くにコインパーキングが有るが、妙に駐め難いと感じるのは、フィギュアが下手に為ったからだろう。 休日の昼下がり、中々広い(22人位は入るかな)店内は地元のファミリーや若い人で混雑して居る。 此れは有望株なのか、と期待が高まる。 メニューを見ると、一番ノーマルと思しき、辻醤(つじじゃん:辻は漢字なのね)らーめんと云うのは当然、醤油。 イチオシは、魚介風味ら〜めんで共に750円。 大盛が150円増で、チャーシュウが400円と云うオプションプライス。 チャーシュウ麺大盛で1300円の計算に為るので、高い。 田舎町では高級店かも。 更に、つけ麺は950円がベースで、大盛が300円増しに為るので、大盛のチャーシュウつけ麺が1650円! 此れを頂く際のドレスコードを訊き忘れたな。
小生は辻醤らーめん、奥さんは、850円の万乃(よろずの:どう云う意味?)味噌ら〜めん。 先ず、麺の量が少ない。 120g位かと思われる。 愈々、コストパフォーマンスを問題視したく為る。 「大盛」が一般的な麺量なのかもしれないが、大盛を頂かなかったので、不明だ。
濃い色の割には、ライトなテイストで(何だか最近こう云うケースに遭遇する事が多い)、アッサリ味の古の東京ラーメン風。 恐らく無化調仕立てなのだろうが、ハイミーに頼らずに味造りをするには、もう少し経験が必要と云う印象。 弱いとか、物足りないとか云うコメントが少なく無いのは、当然だろう。 小生には、然程、悪くは思えないが、然りとて旨いと迄は… もし、550円なら、此れで好しと大威張りだろう。 麺はノーマルな太さの丸麺ストレート。 やや加水率の高い麺なので、茹過ぎの非難も有るが、この麺ならこの程度がベストじゃないかな。 特にコメントする程の麺では無いが、何処の製麺所さんなのかは知りたい処だ。 葱は少し葱臭いが、気に為る程では無い。 ロールタイプのチャーシュウも極普通で、スープの味を壊すような事も無い弁えた味付け。 メンマは… 記憶に無い。 斯くも左様に悪くは無いが印象の薄い一杯。 味玉はやや固目の半熟。 小生にはコメントする資格が無いが、此れは要らないから、50円は無理だな… 20円引いて欲しい。
奥さんの万乃味噌ら〜めんだが、同様にライトなので、醤油以上に罪深い。 この程度、甘くするならもう少し濃くないと大抵の場合、「物足り無い」との評価が下る。 黒胡麻を効かせた比較的シンプルな甘味なので、尚更だ。 ベースは悪いと迄は云われないと思うので、少しアレンジして見てはどうだろうか。 或いは湯切のテクにも改善点が有るかもしれない。
尚、店の構成上、止むを得ないのかもしれないが、厨房のオペレーションの指示等が客席に届き過ぎる。 御客様への掛声とオペ声が、同じボリュームなのは感心しない。
Baku
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2008年10月13日

今日のワイン 其の224

ヴィラ・アンティノリ・ロッソ 2003
Villa Antinori Rosso 2003
アンティノリは、ソライアやティニャネロで有名なトスカーナの12世紀から続く古い醸造家だ。 「スーパートスカン」の称号が最近は安易に使われ、其の有難味が薄く為ってしまったが、アンティノリは其の草分的存在。 此れは、渦に伺う前にワイン屋さんをうろうろして居て見つけた1本。 其処での売値が2500円程だったので思わず手に取った。 ネットでなら、もう少し安いのだろうが、東京のレストランでは「ANTINORI」の8文字で、6,7千円には為ろう。 (輸入元のアサヒでは、¥3,108 )
セパージュは、サンジョヴェーゼ60%、カベルネソーヴィニヨン20%、メルロー15%、シラー5%、なので、サンジョヴェーゼが75%以上必要な「キャンティクラシコDOCGの規定」から外れて、IGTとして販売されて居る。 20世紀の間は、規定を満たして居たのだが、自社畑の拡張がトリガーで戦略変更したらしい。
錆臙脂の色を感じさせる濃いカラーの液体は、渋味が予想されたので、抜栓後20分程してからグラスに注いで見た。 でも、未だ々で有る。 デキャンタージュしたい処だが、まぁ、許される我侭は「ひとつ」に限るモンだ。 立ち昇るブーケは、サンジョヴェーゼとカベルネソーヴィニヨンが面白い程に絡み合って居る。 このセパージュの具合は悪くないと思うのだが、口に含むと何か余計な味がする。 短いコルク栓に可也昇って来て居たので、何か影響したかなぁ…と、疑念が湧く。 少なくとも、宣伝文の「エレガンスと気品に溢れる」と云う印象では無い。 寧ろ、年増の魅力と申しますか、円熟さがポイントかと… 渋味が落ち着くと厚さと柔らか味は出て来るが、肝心のテイストが草汁のような青味で損なわれるような妙な感じだ。 恐らくはシラーの酸味が変転したかとも思うのだが…
Baku
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今日の渦 其の184

F1の日本GP予選を楽しんだ後、渦に向かう。 思いの他、買物が早く終わり、少し早過ぎる位のシャッターポール。 渦は常連客の比率が高いが、最近、小生の訪問頻度が低下して、存じ上げない方ばかりだ。 そんなこの夜に御隣に来て下さったのは、先日の凪京都ツアーで御一緒だった、MNコンビの御二人。 Nさんは態々、千葉から足を運んで下さる。 嬉しい事ですね。 京都の話をし乍頂くビールや摘みは格別だ。
チャーシュウは「この間の奴で出来る?」。 あのローストポーク、塩スープ用に調理されたアレ。 このシンプルに肉の味を素で出したようで、実は塩・胡椒等を的確に用いて居る絶妙さが好きだ。 但し、「スープに浮かべないで」、と云う喰し方の場合は、特に御若い方には支持されないかも…とも思うので、オーダーは慎重に、と願う次第。 この夜のアルコールは、「Villa Antinori Rosso」。 太平楽も良いのだが、偶には渦でワインを頂きたい。 芳実オーナーに御願いして晴れて頂ける事に。 抜栓して少し時間を取る間、ローストポークをもう1皿頂きたい気分をグッと堪えて居ると、超々常連の方が喰されて居る「御田」が美味しそう。 大根と竹輪麩をお母さんに御願いして見たが、優しい味付けが流石にイケますなぁ。 ワインと御田が頂ける(合う/合わないは兎も角)滅多に有りません。 鶏腿肉の岩塩焼で、ワインスタート。 山葵山椒みたいな香辛料は好みだが、ワインと競合するので、この夜に限ってはパス。 この鶏は塩加減が肉(良い肉に違いない)にマッチして美味だし、屹度、ヘルシーと信じて頂く。
主麺は矢張、超々常連さんがコールされて居らしたのに触発されて、「カレー味の和えソバ」(スミマセン、温泉玉子を抜いて
…)。 玉子の代わりにミニトマトがふたつ、可愛らしく鎮座して居る。 水菜との対比が綺麗だ。 芳実オーナーのカレーは少しエスニックでハーブっぽくて、普通のカレーとは違ったテイストで好きなのだ。 其れを中華麺に塗して頂くのは、此れも亦、渦だけの御楽しみ。 微妙に少ないスープの量と風味が最高です。
漸く京都で痛めた左足を引き摺らずに歩けるように為ったので、「御足」を呼べる理由が無く為り、最終のバスで帰路に。 扉の横の新しいサインボード(VORTEX は、当然、「渦」)は、夜に為ると一段と映える、芳実オーナーの自慢のデコレーション。 (常連の方が手掛けて下さった) コースター等のデザインも統一して、益々、CI(Corporate Identity)を徹底。
Baku
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2008年10月12日

F1 2008 日本GP 決勝

こんな屈託の無いキミの笑顔は見た事が無い。 決勝前のパイロットの表情や誰が誰と親しいかが垣間見られるイベント、ドライバーズパレードでのキミのショット。 フェルナンドとロバートは親しげだ。 決勝も天気予報の一番悪い方にシフトして気温は低く、霊峰はサーキットに微笑み掛けて居ない。 扨、実際に女神に袖にされるのは、若いイギリス人か、将又、人の良い?ブラジル人なのか、と云う興味だったのだが… フェルナンドが前日に冗談交じりにこう云って居た。 「前で赤とシルバーが遣り合って、其の隙に僕と(仲良しの)ロバートがトップ争いをするんだ」。 予言はピタリ。
キミの動き出しはとても良かったのだが、1コーナーの進入で団子状態の戦列にルイスが強引に仕掛け、キミを含めて何台かがコース外へ追い遣られる。 ルイス自身も膨らんだ結果、先頭はロバート、続くのはフェルナンド、ヘイッキ、ヤルノ。 其れからフェリペは5番手、ルイス、キミの順にメインスタンド前に戻って来た。 ルイスは言行不一致。 ひっちゃきにトップを狙う必要なんか無いだろう。 此れでドライブスルーペナルティを喰らうのだが、其れは後で下されたので、この時点ではパイロット達は勿論、チームも知る筈が無い。 もしも、フェリペが其れを知って居たら、2周目の愚行は犯さなかったろうに… 9コーナーでルイスがフェリペを交わしたのはクリアファイトだが、次の10コーナーでインをカットして走ったフェリペがルイスをプッシュしてスピンをさせる。 此れは誰が見てもペナルティ行為だ。 頭に血が上ったフェリペの蛮行。 莫迦じゃないのぉ… ルイスはコースの狭い位置に止まったので、後続の全台を遣り過ごさなければターンも出来ず。 当然、ピットへ向かうが、然程の時間を取らずに給油とタイヤ交換を行い、18位で戻る。 だが、件のペナルティが待って居た。 此れでもう、ルイスのレースは終わった。 一方のフェリペはマシンへのダメージは少なく、予定された19周目のPI 時には6位だったが、当然のドライブスルーペナルティで、14位に落ちる。 皮肉な事に(差は有るが)、この位置はルイスの前だ。
「2周目にルイスはフェリペを交わす必要は無かった」とのコメントも聞かれたが、スタート直後の強引さは兎も角、フェリペに限らず、相手が誰で有っても、オーバーテイクして行こうとする積極的な姿勢は、貶されるものでは無い。 リスクマネジメントの観点で言えば、目先の追従者で、而も瞬間湯沸器のフェリペをあのタイミングに交わす事への疑問が出るのだろうが、チームディレクターでは無い小生としては、其れには賛成しない。 其の後、フェリペはファステストも出し、オーバーテイクを重ねて、漸く1ポイントをゲットしたのだが… セバスチャン・ブルデーと別な接触をするなんて云う御負が付いて、再び審議対象。 ラッキーな事にレース後、セバスチャン・ブルデーには25秒が加算され、棚ボタの1点を加えてフェリペの獲得ポイントは2点。 即ち、ルイスとの得点差は5点に縮まる。
一方、17周目に3番手を走行して居たヘイッキのエンジンがブロー。 翌周には、ロバート、フェルナンド、キミの上位3人が相次いで、PI。 最後にPI したフェルナンドは給油量を減らしても、友人の前に出るタクティクス。 見事に奏効して、実質的なトップと為る。 30周目のフェルナンドがラジオで問う、「Who are our main competitor for the win?」 チームの回答は「クビサ」。 勝ちを意識したフェルナンドは怒涛の走りを見せる。 彼の真価、真骨頂は此処からだ。 コンマ5秒づつ御友達を引き離して行く。 このマシンでこのタイムは驚異的だ。 神掛かったドライビングと云えるだろう。 流石はフェルナンド・アロンソだ。 2008年のチャンピオンシップを詰まら無く争って居る二人とは違う?? 皆が呆れる程に感心した後は、TVクルーがフェルナンドを再び追うのは、43周目のPI を除くと、最後の5ラップからチェッカーのタイミングを待たなければ為らない。
暫定トップのロバートが、PIする前にチームから「Put in half per second more to Kimi」と激を飛ばされた時の答えは、「Trying, I'm trying」。 チト、笑ろた。 最終スティントで、キミのPOは僅かにロバートの後ろ。 其の後、キミがロバートを追い回すが、交わすに至る前にタイヤのグリップ力が落ちてしまい、ネルソンJr. が迫って来た事も有って、順位が引っ繰り返る事は無く、フレンドシップワンツーにキミが続く。 其のネルソンJr. は、チームから「(この状況で)何が出来るか見せて呉れ」と最後の?チャンスを与えられて… コースオフした。(噫) もうひとつの御負は、ブルーフラッグでフェルナンドにラップダウンにされたルイスが、最終周のシケイン手前でフェルナンドの前に出る。 フェルナンドのラップダウンが嫌だったのだろうが、児戯にも等しい振る舞いで亦、下らない話題を提供する。 何処迄阿呆なんだ… こんな時でもちゃんとミラーをチェックして居たフェルナンドは、苦笑いさえしなかったと思うが、ルイスは危険な行為の誹りを免れない。
余談1:マシンを止めたフェルナンドは、ロバートが戻るのを待って、握手。 (フォトは検量室での二人)
余談2:フェルナンドに続いてポディウムに出ようとしたキミ、思い留まって、ロバートを先に出す。
余談3:地上波の中継の実況・解説陣は、森脇さんを別にすると聴くに堪えない。
フェルナンド・アロンソの凄さを日本のファンに否応無く魅せ付けて、日本GPは終了した。
Baku
posted by claris1 at 22:14| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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